西河の紹介



               

 竹は日本の野山に四季を通じてみることができる植物です。日常の道具、食糧、玩具、楽器、古代芸術など、私たちは竹と深い関わりを持って生活しています。とくに京都は、蒸し暑い夏、底冷えの厳しい冬という盆地特有の気候が、粘りある良質の竹を育むため、竹工芸が盛んになったといわれています。

 

 初代近江屋源兵衛は、天保2年(1831年)葭すだれ商として京都・四条にて創業。2代目の時、宮中や武家階級でしか使えなかった御簾を、一般にも使えるように考案し普及させました。それまでザルなどの日常の道具が多かった京都の竹工芸品を、茶道・華道の文化を取り入れ、「すだれ」とともに現在の竹工芸品への礎を築きました。

西河は伝統の技術に創意工夫を加えたオリジナリティ溢れる作品を多く制作しつづけています。


 

昭和天皇の即位の時、3代目当主西河源治郎の頃、大嘗宮の葭簀1800枚の御用命を受け、馬車10台に積んで大宮御所前に設けられた大嘗宮作業所に納入したこともあります。左の写真は、その時の行列の様子。(昭和3年9月12日発行「アサヒグラフ」掲載)

 

 


 京都祇園・八坂神社の向かいにある西河の店舗では、数々の京すだれ・竹工芸品を展示・即売しております。